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スパイラル形状に関して

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オイルレススパイラル溝の概要

精密なクリアランスで摺動するプレス金型のガイドピンや横向きの重力影響でしなり現象が発生するプラスチック金型のガイドピン等は、従来のボーダー溝では偏当たりやそれを起点としたカジリや摩耗などの潤滑トラブルが懸念されます。その対策として、オイルレス摺動ピンにおいてもスパイラル溝形状を採用し、溝が斜めに穴へ挿入されることで、偏当たり時の抵抗を下げ、潤滑トラブルの低減を図りました。また、様々な摺動環境に対応するために、スパイラル溝の角度が選択できるようになりました。これにより、給油作業の低減と潤滑トラブルの低減の両立を期待できるようになりました。

ボーダー溝

従来のボーダー溝形状のピンは、1本の溝が同時にブシュ内部に挿入されるため、位置決め精度やタワミなどに起因する偏当たりで大きく引っ掛かったり、摩擦抵抗が発生しやすい。

ボーダー溝・スパイラル溝

スパイラル溝

スパイラル溝形状のピンは、溝部が当たる位相がずれるために、偏当たりなどの抵抗が分散されて挿入されるため、引っ掛かりづらく、荷重も分散し破損する様な応力集中を起しにくくなる。

溝本数による違い

スパイラル溝の本数を標準で1~3本まで選択することが可能です。
本数の違いにより溝の角度が可変します。使用状況に応じて選択が可能です。

スパイラル溝の本数・間隔

 

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